山をクリックすると、
作業道ができるまでの様子がご覧いただけます。

山

活動する山を探してみると山がどこにあるかわからない所有者が増えている。

山を所有していない僕らがまずぶつかったのは活動する山を探すことだった。
豊岡市役所のお世話で竹野町椒(はじかみ)という地域に拠点は持てた。


地域懇談会を行い、アンケートを実施してみた。
集落で森林整備をしたいことを伝えると、すぐに10数件の山主さんたちが賛同
してくれた。
活動する山が用意されたと思った。


しかし、山は持ち主により細分化されており、それぞれの境界すらはっきりし
ない事態を迎えていた。山の確保は難航した。


この実情は全国津々浦々裏で発生している問題である。
人々が山に関心をなくし、自分の山がどこにあるかわからない所有者が増えて
いる。市役所はこれをはっきりすべく地籍調査をしているが、急には進んでいなかった。
山の仕事をする際には、地図上のどこを作業するのか、その地番、その面積は
いくらなのかなどを計り、届けを出し、完了したら報告する必要がある。


アンケートで賛同してくれた方を頼りに山主さんの山を地図で追い、確定作業
を続けた。まずは山主さんとの折衝を続け30ha~100haの確保を目指した。
地域懇談会を開催、1軒1軒訪ね歩いた。これにはかなりの時間を要した。


実施したアンケートより
~里山に暮らす人々の想いや、葛藤が垣間見えた

  • 「山は全く手が付けられていない状態だ。管理してもらえるならありがたい」
  • 「山に道があればもっと活用できるので、ぜひ作業道を付けてほしい」
  • 「せめて住宅のまわり、田畑のまわりの木、特に竹は排除したいが自力ではできない」
  • 「山は荒れほうだいだ。自然が怒っておる」

NextGreen但馬 初代 代表 濱崎 忠史
地元豊岡市出身。2012年に訓練を受ける。
雇用の調整弁にされ、仕事の仕方に疑問を抱き、将来への不安を強く感じている頃、自伐林業と協同労働に出会う。林業は一生やっていけると、森の百業を目指している。

椒(はじかみ)の事務所を囲む山々
山を探す中、この地区の山主さんに理解が得られた。

残雪の林道
2014年3月、活動する山が確保でき調査始まる。
山の立木(りゅうぼく)調査に、登ってきました。


境界明確化事業(山の集約化)の提案・実施

豊岡市竹野支所に相談に行き、境界明確化事業(山の集約化)を提案した。
市役所の地籍調査を早急に実施してもらうことも選択肢だった。
逆に我々自身が山に入り、山をまとめる作業などを実施したいと申し出た。


市としてもNextgreen但馬の事業はまず、山の確保ありきだと
理解を示された。明確化事業の実施が決まった。


実は山主さんたちも自分たちの代で自分の山はどこかをはっきりさせたいと考
えていた。
ここまで1年かかったが、NextGreen但馬の活動が本格化していく土
台ができた。


杉・ヒノキ・雑木の分布の確認
初期メンバー三人で山に入る。