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高知県のNPO法人 土佐の森救援隊から教わった自伐型林業(じばつがたりんぎょう)

自伐林業とはもともと昔の言葉で、自分の山は自分で管理すること。
自分の山を育て、自分で木を切り、出荷するスタイルのことである。

現代は自分で山の管理をする山主は皆無で、ほとんどが専門家集団である森林組
合等に任せている。今でも自伐林業を伝統的におこなっているのは、奈良県吉野
の山守り林業である。かつては、数少ない自伐林家が存在するのみだった。

高知県のNPO法人土佐の森救援隊が自伐林業に取り組みだしたことにより、
一気に全国に広がりを見せた。

農家や定年を迎えた方、サラリーマンといった意欲のある人たちが、
間伐、造材し、搬出し、市場へ出荷し、林業は誰にでもできることを証明し続け
ている。

切り出した木材は市場に出荷するほか、薪にしたり、パルプの原料にしている。

但馬地域福祉事業所 所長 上村 俊雄
職業訓練「新エネルギー・環境コース」を企画し運営した。
豊岡で、自伐林業を進めるきっかけを作る。


軽架線を使って、木材を搬出 ~ 雇用の創出へ

切り出した木材を、軽架線を使って、簡易に木材を搬出する方法を土佐の森方式
という。
各地で開催されている副業型自伐林業養成塾等で習い、作業道をつくり、
軽架線で搬出する作業が可能となった。

自伐型林家の雇用創出力は45万人にのぼるという。
地方都市や被災地での取り組みが進んでいる。

山林は再びエネルギー源として注目をされている。
全国に放置林があるが、但馬全域とりわけ豊岡市も例外なく手入れができて
いない状況である。
自伐型林業はこれからますます就労先として期待できる産業になっていくこと
になる。

木の駅で ~ C材で晩酌を!

農山村に暮らす人の中には山を所有している人は多い。
今までの森林政策は切捨て間伐が主だったため、山の中に木材がゴロゴロしている状態だ。
「C材で晩酌を!」と地域を挙げて木の駅に取り組み、自分の山から林地残材を持ち運ぶ。
自力で出せない木材には軽架線を使い、ゆるりゆるりと木材を引っ張り、集材
する。チェーンソー、軽トラ、軽架線、林内作業車の4つがあれば始められる。

軽架線を使用した集材
集材する間伐材の上に主線を張り固定します。
その主線に鉄のプレートを滑車でぶら下げ、そのプレートに集材用のフックを取り付けます。
フックはワイヤーでウインチとつながっており、ウインチを巻き上げることで集材する丸太を作業道まで引き上げることができます。

土佐の森方式の軽架線キット
伐倒・玉切りした材を作業道まで引き上げるための道具。
キット化されており、ウインチ等の巻き上げる装置があれば使用できます。